本格焼酎の楽しみ本格焼酎用語集 > サ行
本格焼酎用語集

ア行 カ行 サ行 タ行 ナ行 ハ行 マ行 ヤ行 ラ行ワ

薩摩焼酎(さつましょうちゅう) 名護市・大島郡を除く鹿児島県内で生産されたサツマイモを使用、かつ名護市・大島郡を除く鹿児島県内において製造から容器詰めまでされた芋焼酎のみが名乗ることを許されているブランド。該当地域であっても芋以外の焼酎は「薩摩」を名乗ることが出来ない。wto加盟国で結ばれている「トリプス協定」第22条「地理的表示の保護」および第23条「ぶどう酒及び蒸留酒の地理的表示の追加保護」に基づき、1994(平成6)年に国税庁から「地理的表示に関する表示基準」と「地理的表示に関する表示基準第二項に規定する国税庁長官が指定するぶどう酒又は蒸留酒の産地を定める件」(2005年に名称が改正され現在は「地理的表示に関する表示基準第2項に規定する国税庁長官が指定するぶどう酒、蒸留酒又は清酒の産地を定める件」となっている)が告示、翌年7月から適用された。「薩摩」の名称は2005年12月22日に官報によって告示され、その名称が保護されている。(⇒壱岐焼酎、球磨焼酎、琉球泡盛)
早苗饗焼酎(さなぶりしょうちゅう/さなぼりしょうちゅう) 粕取り焼酎の別名。かつて江戸時代の農家では、田植えの肥料として用いるために焼酎粕を必要としていた。そのため、各農家では蒸留機を備え、清酒粕を蒸留して焼酎粕を生産していた。この際に副産物として、粕取り焼酎が取れることから、これを寝かせ、田植えが終わった後に行われる豊作祈願の祭り、早苗饗(さなぼり、あるいはさなぶり)で呑んでいた。このため、粕取り焼酎を早苗饗焼酎と呼ぶようになったと言われている。

直燗ロック(じきかんろっく) 粉々にした氷(クラッシュアイス)をグラス一杯に入れ、そこへ燗つけしたストレートの焼酎を注ぎ込む飲み方のこと。2007年頃に球磨焼酎の蔵元である寿福酒造が、昔ながらの手法である直接燗つけ(直燗)した25度の球磨焼酎を本格焼酎ブーム以後に普及したロックで飲むという伝統と革新を併せ持った手法として、全国各地で開かれている焼酎の会で紹介したことから市民権を得た。(⇒オン・ザ・ロック、クラッシュロック、ミスト)
四合瓶(しごうびん) 「よんごうびん」とも。一升の5分の2、720ml入りの瓶を指す。
仕込み水(しこみすい) 酒類を製造する際に使用される水。製品の正否は原材料のほか、仕込む際に使用する水の善し悪しにも大きく左右される。
島焼酎(しましょうちゅう) 広義では本州・北海道・四国・九州以外の島で生産されている焼酎を指す。狭義では主に伊豆・小笠原諸島の島で生産されている焼酎を島焼酎と呼ぶ。
酒器(しゅき) 酒を飲むために使用される道具やうつわ。清酒では徳利とお猪口が一般的だが、鹿児島の黒千代香(⇒別掲)や沖縄や鹿児島で利用されるからから(⇒別掲)など、地方ごとで多種にわたっている。
酒税法(しゅぜいほう) 「酒類」に課税を行うためにその定義・生産・販売・納税方法などを管理するために設けられている法律。酒税法ではアルコール含有量1%以上80%未満の飲料を管轄している。
ジョイホワイト(じょいほわいと) 芋焼酎用の原料芋として開発された品種。軽いタイプの焼酎ができる。(⇒黄金千貫)
升(しょう) 液体や穀物類の体積を量る日本独特の単位。明治期に一升は約1.8リットルと定められた。10升で1斗となる。
常圧蒸留(じょうあつじょうりゅう) 特に特殊なことをせず、大気圧のままで蒸留する手法。原料の持つくせや香味を忠実に取り出すことができる。仕込みに使用した芋などの原料や米麹、麦麹のタイプによってその味わいが大きく異なる。(⇒蒸留、減圧蒸留、単式蒸留機、連続蒸留機)
焼酎イベント(しょうちゅういべんと) 本格焼酎を主体とした試飲会を呼ぶ時に使われることの多い単語。日本各地の酒販店や飲食店によって開催されており、複数の酒販店と飲食店が常連客と実行組織を作って主催するケースもある。焼酎イベントは本格焼酎ブームの牽引役となった。複数の蔵が招かれ、その蔵の酒を注いでもらいながら飲み手が直接話を交わせるという形式はほぼ同一である。中には参加しない蔵の酒も並べるケースや一つの蔵のみを招いて行われるケースもある。「大阪焼酎でっせ」(大阪焼酎でっせ実行委員会)、「本格焼酎・泡盛横浜大選集」(横浜焼酎委員会)、「本格焼酎と品川の味」(品川観光協会)、「蔵元と語る会」(コセド酒店)、「蔵元さんと本格焼酎を飲んみろ会」(さいしょ酒店)、「酒人好の会」(酒舗まさるや)などが著名。
蒸留(じょうりゅう) 液体を沸騰させ、沸騰した蒸気を再び液体に戻す作業のこと。アルコールのみではなく、純粋な水の抽出や薬草の成分抽出にも使用されている。(⇒単式蒸留機、複式蒸留機、減圧蒸留、常圧蒸留)
初留(しょりゅう) 蒸留を始めた最初に出てくる部分のこと。アルコール度数が非常に高く、香気成分も豊富に含まれている。(⇒はな垂れ、末垂れ、中垂れ)
白麹(しろこうじ) 1923年、鹿児島税務監督局の鑑定官であった河内源一郎氏によって発見され、京都大学教授の北原覚雄氏によって証明された新酒の麹菌。学名はアルペルギルス・カワチ・キタハラ。黒麹(⇒別掲)の突然変異と考えられている。黒麹(⇒別掲)と比べて扱いやすく、また、この麹によって醸し出される味わいも日本人の好みに合っていたため、急速に普及した。現在、最も主流となっている麹である。(⇒黒麹、黄麹)
新酒(しんしゅ) その年の焼酎製造シーズンに生産された焼酎を指す。ただし、特に明確な定義があるわけではないため、そのシーズンに製造した焼酎のみを使用しているものと出荷時に昨シーズン以前の焼酎をブレンドしたものがある。

末垂れ(すえだれ) 焼酎の蒸留を続けていくとアルコール度数が少しずつ低下し、最終的に10度程度まで落ちてくる。この最終段階のものをさす。香気成分は少ないが味わい深い部分が多く抽出される。(⇒はな垂れ、初留、中垂れ)

製麹(せいきく) 麹(⇒別掲)を作ること。一部の書籍で「せいぎく」ときの字に濁点を付けているケースがあるが、これは不適切である。→種麹
全麹(ぜんこうじ) 本格焼酎は、通常、まず麹を発酵させ(一次仕込み)、そのあとで芋や黒糖などの主原料を投入、再度発酵させて仕込む(二次仕込み)が、麹の発酵のみでそのまま蒸留させるケースもある。これを「全麹」と呼ぶ。泡盛は全麹仕込みの代表的な例である。また、最近では麦焼酎やいも焼酎でも全麹で仕込むものが登場し始めている。どんぶり仕込みが麹のほかに主原料も投入しているのに対して、全麹仕込みは麹のみで発酵させている。そのため、原料表示は「米麹」「麦麹」などのように麹しか表示されない。(⇒どんぶり仕込み)


ア行 カ行 サ行 タ行 ナ行 ハ行 マ行 ヤ行 ラ行ワ

戻る


copyright (c) shibatani tomohiro 2003-2014. all rights reserved.
本コンテンツの著作権は全て作成者に帰属しています。
本コンテンツの無断転載・無断使用を禁止致します。
このサイトは個人で作成しているものです。酒類の販売などに関するお問い合わせには答えられません。
mail to "webmaster@shochu.jp"
since 2003.07.01
body>