東京・大阪でも「鹿児島県産芋焼酎・黒糖焼酎大試飲会」の開催を

鹿児島の焼酎608銘柄が一堂に [福岡県] - 西日本新聞

先日「本州大都市圏でも本場酒販・組合主催イベントを - 焼酎ニュース通信」という記事でご紹介した南九州酒販主催の大試飲会の話題です。

まずは福岡からスタートということのようですが、前回も書いたように是非ともこのイベントを東京や大阪でも開催していただきたいものです。東では横浜本格焼酎・泡盛大選集が終わり、西では大阪焼酎でっせが終わり、大きな焼酎試飲イベントが潰えてしまった昨今、早急に一大試飲会を立ち上げるべき時期に来ています。ビール業界はオクトーバフェストを各地で開催して盛況ですが、もともとは焼酎イベントの方が先行していたわけで、焼酎イベントがなくなりつつあるいまこそ、開催を検討していただきたいものです。

なお、焼酎専門ではないですが、横浜の大桟橋ホールで第6回 酒は未来を救うが開かれます。日本酒や焼酎の蔵元、国産ワインのワイナリーが参加するチャリティ試飲会です。興味のある方は第6回 酒は未来を救う|イベント/ショー/ライブのチケット情報・販売・購入・予約|e+(イープラス)からチケットが買えますのでぜひご参加下さい。

本格焼酎・泡盛は輸出とともに国内における定着もしっかり考える時期に来ている

リンク: 日本酒・焼酎、世界にPR=月内にも推進協議会―政府 - WSJ日本版 - jp.WSJ.com.
リンク: FNNニュース: 古川国家戦略担当相、....
リンク: 日本酒や焼酎の海外展開 政府が支援プロジェクト立ち上げへ - SankeiBiz(サンケイビズ).

先日お伝えした「国家戦略大臣が焼酎を「国酒」として認め、海外進出支援に乗り出すと表明」の続報的な内容となっています。日本酒を国酒(こくしゅ)として海外に広く紹介しようということを初めてうちだしたのは大平内閣の頃だそうですが、外務省の外交官は日本酒があまりお好きではなかったようで、海外公館にはワインばかりがそろうという有様でした。スシブームなど様々な日本関連ブームを経て、ようやく日本酒の海外進出の土台が整って来たこともあり、最近では海外公館にも日本酒が少しずつ増えているようです。
一方で日本国内で独特の発達を遂げたもう一つの酒類である本格焼酎・泡盛も国酒として扱おうという動きは20世紀には全くなく、焼酎ブームを経て、ここ数年でようやく国の酒であるという意識が広まってきました。いまでも日本酒を専門で扱う酒販店の一部にはこちらのお店のように「焼酎にも文化があることは分かりますが、このお酒が飲む人のこころを癒し、明日の活力を与えてくれるような民族のお酒「国酒」なのでしょうか?」(神田和泉屋だより189号、2004年4月より引用)と主張するところもありますが、日本酒と同じく、酵母と麹を使用し、独特の進化を遂げてきた本格焼酎・泡盛もまた日本を代表する酒類であることは疑う余地のない事実です。

これらの記事で取り上げられているワインは、それぞれの国できちんとした文化として普及しています。国内であまり飲まれていないものが国の酒として海外へ広まるとは考えにくいですから、やはり国内での定着も重要だと思います。焼酎ブームに乗って知名度を上げた飲食店や酒販店には「焼酎の会をやっても同じことの繰り返しで意味がない」などといっているところもありますが、そうしたことをいう店の会は、内に内に籠もり閉鎖性を強くしていったことで主にその店の信者である常連客がターゲットで、会の主役は店の信者になっている蔵です。それでは客からも蔵からも飽きられ、人が集まらなくなります。それを「意味がない」と言い訳しているだけです。本当に同じ会が無意味なのかといえば、例えば完全オープンで来場者を集めている横浜焼酎委員会の本格焼酎・泡盛横浜大選集は口コミが口コミを読んで毎回満員御礼となるだけでなく、常に新しい人も参加してきていて、焼酎の普及定着に欠かせない存在となっています。ブームの時に一定の知名度を得たのに内に内にと籠もったところが、ブーム終了後に足を引っ張る存在となってしまっているのは本当に残念なことです。

蔵や愛好者だけでなく、飲食店や酒販店も含めて、国の酒としての焼酎・泡盛がきちんと定着して行くにはどうしたらよいのか、単に斜に構えてすねているのではなく、もう一度しっかり考え直さなければならない時期に来ていると思います。そうでなければいくら輸出の声を大きくしても尻すぼみに終わってしまうことでしょう。そして繰り返しになりますが既に日本酒も本格焼酎・泡盛も海外へ輸出している蔵がありますから、そうしたところの足を引っ張らないようにきちんと考えて頂きたいと思います。

風評被害対策は地道な検査と広報が一番という見本(日本酒輸出量過去最高更新)

リンク:日本酒:昨年輸出量、過去最高 原発事故で一時規制→検査で安心感広がる - 毎日jp(毎日新聞)

福島第一原発の事故があり、日本産品が諸外国に売れなくなった2011年でしたが、なんと日本酒は輸出量が史上最高を更新した、というニュースです。
もちろん、この数年続く、海外における日本酒ブームの影響があるとはいえ、この状況の中で過去最高を更新というのは大変なものです。以前の記事でも触れたように国内でも風評被害に惑わされ、検査をして理解をもらう方向ではなく、芋の入手先を買えることでかわそうとする蔵すらある中で日本酒の各蔵元は検査結果を地道に伝える努力をし続けたことによってこの状況を作り出したわけです。今までの関係は無視して変えてしまうこと事態を良くしようとする蔵と今までの付き合いは変えずに地道に理解してもらうことで事態を良くしようという蔵、このことは数年後、十数年後に大きな違いになって表れてくるでしょう。

今回の状況を作り出した関係各位の努力に深く頭を下げたいと思います。

宮城の米で仕込んで被災地を支援する天吹酒造

リンク: 被災地支援 宮城の米で酒造り 天吹酒造/佐賀のニュース :佐賀新聞の情報コミュニティサイト ひびの.

東日本大震災で大きな被害を受けた東北の農業、さらに福島第一原発の事故による風評被害も受け、再開の見通しすら立たないところが数多く存在しています。そうした東北の米作りを酒蔵という立場から支援しようという蔵が現れました。佐賀県三養基郡みやき町の天吹酒造です。
天吹酒造は早くから花酵母による仕込を行うなど先進的な取り組みを実践している一方で、300年という伝統も大切に生かしていることで知られ、地元のみならず大都市圏にもファンの多い蔵元です。その天吹酒造が宮城県で生産され、大手から引き取ってもらえなかった「イセヒカリ」で、被災地支援の酒を仕込むことを決めました。
酒造りは農業と密接につながっています。地酒である日本酒も焼酎も蔵の地元で生産されたものを使うのが一番です。しかし、農業と密接につながっているが故に今回のような大災害が発生した際には地元の機能が回復していくまでは、農業はつらい立場におかれます。そうしたとき、酒造りが文化であることを本当に理解している蔵であれば、何らかの形で農家の支援を行うと思います。特に今回のような放射性物質という目に見えないものは、正しく検査を行い、安全であることが証明した上で、それを消費者へ伝えていく努力を多くの関係者が行うことが直接的間接的に風評被害の撲滅につながり、被災地の支援になります。「放射性物質が怖い」と安全性を伝える努力もせずに従来付き合いのあった農家を縁を切って、鹿児島の芋を使って、風評被害の拡大に手を貸してしまうような蔵には到底理解の出来ないことかもしれませんが、それが地に根付いた文化としての酒造りではないかと思います。
出来た酒は予約販売されるとのことですので、興味のある方はぜひ天吹酒造までご確認ください。

飲酒運転の危険性を教習所などで体験しておく重要性

リンク: asahi.com:久留米の自動車学校で大学生が飲酒運転体験-マイタウン福岡・北九州.

本格焼酎に限らない話ですが、お酒を飲んだら自動車の運転は絶対にだめです。おそらく多くの方がそれは良く知っていると思うのですが、自分だけは大丈夫、たいしたことはない、という意識からついつい飲んだ後に運転してしまう悲劇がなくならないのだと思います。
この記事に紹介されているような体験は飲酒運転を撲滅するために重要な活動だと思います。教習所のカリキュラムへ取り入れるべきですし、すでに運転免許を持っている人は更新をする際に一度は体験させておくべきでしょう。人間は頭で理解していても体験することで深い印象を与えられます。ぜひとも検討して欲しい施策です。

新澤醸造店「伯楽星」移転・建て替え前最後の仕込み

リンク: 新沢醸造店、創業の蔵で最後の酒造り 全国25の蔵元協力  :日本経済新聞.

東日本大震災では多くの清酒蔵が壊滅的な被害を受けました。「伯楽星」で知られる新澤醸造店も宮城県大崎市に所在しており、地震による被害を受けました。記事のタイトルでは廃業と勘違いしてしまいますが、そうではなく、現在使用している創業以来の建物が損傷して危険なため、建て替えか移転による再出発を検討している、という話です。
今回の仕込みにあたってはコメを7%しか残さないという高い技術を使用した酒造りを行い、現在の蔵での仕込みにおける有終の美を飾る予定だそうです。また、今回の仕込みにあたっては日本全国から25の蔵が協力します。記事中には「宇佐むぎ」「兼八」の四ッ谷酒造と「旭萬年」の渡邊酒造場が一例として紹介されています。
「伯楽星」は本当においしい日本酒です。居酒屋などで見かけましたらぜひとも復興支援として、一度味わってみてください。二回目からは支援ではなく、味を楽しむために注文すること請け合いです。

2011年6月22日追記
日経新聞に続報が掲載されています。
リンク: 銘酒「伯楽星」の再出発に乾杯  :日本経済新聞.
素晴しい記事ですので、ぜひ併せてご一読ください。

ビアガーデンがもうオープン!

ビアガーデン、早くもオープン 京都市内のホテル

京都市内のホテルだそうですが、いやはや気の早いことですね。でも、連休中はそこそこ気温が上がりそうですし、晴れた日には屋外でビールをくいっとあおるというのもなかなか良さそうです(^^)
ビールは苦手な私ですが、焼き肉食べ放題のビアガーデンは大好きで、毎年出かけております。あの雰囲気すごく好きなんですよね。焼き肉とビールの相性も最高ですし!

新宮の酒造会社 新酒の初搾り

紀伊民報AGARAフラッシュニュース

最近、日本酒がニュースにならなくなって久しい。
そういうところからも日本酒の衰退が伺われる。
そんな中での新春向け清酒のニュース。
地方紙だからというのもあるかもしれないが、
日本酒も立派な日本の国酒である。是非ともがんばってほしい。

この蔵では清酒を18万リットルを醸造するとのこと。
18万リットルといわれてもいまいちぴんと来ない。
「昨日は1.8リットル呑んだよ」といわれてもすごさがいまいちわからないが、
「昨日は1升呑んだよ」といわれるとかなり驚く。
こと、酒に関しては旧来の表現の方が良くないだろうか。

ちなみに
一石=十斗=百升=千合=180リットル
という単位変換になる。18万リットルというのは千石となる。
一升瓶で10万本だ。日本一の出荷量(40万石)を誇るいいちこからみれば
少ないが清酒業界ではそこそこ大きい蔵元ということがわかる。