焼酎の賞味期限とよりよい保管方法について

焼酎の賞味期限と保管方法に関する疑問を解決します

食品や飲料には賞味期限や消費期限が記載されています。では、焼酎には賞味期限や消費期限はあるのでしょうか?また、一度開封した焼酎を劣化せずに保管するにはどうしたらよいのでしょうか?そんな焼酎の保存や保管に関する疑問に関してまとめました。

もくじ

賞味期限とはなんですか?

賞味期限は、製造した食品に関して、製造時点の風味や味わい、香りなどが劣化せずに食することが出来る加工食品の期限のことで、製造者が設定します。賞味期限はあくまで劣化しないという保証を示した期限ですから賞味期限を過ぎたからといってすぐに食べられなくなるものではありません。
また、消費期限とは、製造から5日以内に劣化する加工食品に定められる期限で、製造者が設定します。賞味期限があくまで品質の基準であるのに対して、消費期限は食中毒など生命の危険を生じる可能性があるので、期限を過ぎたら飲食することはできません。

焼酎に賞味期限はありますか?

焼酎には賞味期限はありません。焼酎は多くの場合、20度から45度という高いアルコール含有率となっています。食品を劣化させる細菌は、一部の火落菌を除いて、10度以上のアルコール濃度では生存することが困難から焼酎には賞味期限はないと考えて下さい。ただし、瓶に直射日光のあたる環境や高温になる環境は劣化しやすくなるので避けましょう。また、開封後は香りが弱くなっていくので早めに飲むことをおすすめします。

焼酎はどんな環境に置いてもいいのですか?

アルコール度数が高く、細菌類に強い焼酎には賞味期限がないということは、どんな環境下でも劣化することなく、いつまでも美味しいままで飲めるのでしょうか。答えはノーです。
焼酎は蒸留したお酒ですので比較的温度変化には強い酒類です。そのため、賞味期限は設定されていません。しかし、直射日光の当たる場所やガスコンロの周りのような高温になる場所、湿度の高い場所に保管しますとやはり劣化していきます。直射日光自体は色の付いた瓶ならばある程度防いでくれますが、高温は瓶で防ぐことも出来ない最悪の環境です。これは賞味期限とはまた別の観点での劣化となります。焼酎居酒屋を名乗る店の中には焼酎をガスコンロの周りに並べて平然としている店もあるようですが、高温で劣化させた焼酎を客に出しても問題ないと考えている店ということになりますので、例えdancyuのようなグルメ雑誌に取り上げられていてもそういう店には行かないほうがよいと思います。

未開封の焼酎の保管方法はどうすればよいですか?

それでは焼酎はどういうところに保管するのがよいでしょうか。まず未開封の場合はなるべく一年を通じて温度の変化が少なく、直射日光に当たらない場所がベストです。家庭内では押入が一番無難な保管スペースではないかと思います。一軒家などで床下収納があるようでしたら、床下収納庫もよい保管場所だと思います。冷蔵庫に入れる方もいらっしゃいますが、一升瓶だとなかなか入りきらないと思いますので、推奨ではありますが、必須ではない、とお考え下さい。冷蔵庫に入れても入れなくても賞味期限がない焼酎にはあまり関係がないといえます。

開封した焼酎の保管方法はどうすればよいですか?

開封した焼酎も基本的に未開封と同じように扱えば大丈夫ですが、開封した焼酎は栓が開いているのでしっかりと栓をしないとアルコール分が揮発してしまうことがあります。また、どうしても香り成分は開封後には揮発していってしまいます。いずれの場合も四合瓶などねじ式のキャップであればしっかりと締めて冷暗所に置いておけばしばらくは問題ありません。一升瓶で填めるタイプのキャップの場合、隙間が生じやすく、ねじ式のものに比べて、特に香り成分が揮発しやすくなります。少しでも揮発を防ぐには、どこの家庭にもだいたいある食品用ラップフィルム(サランラップやクレラップなど)をキャップをすっぽりと覆うように巻き、輪ゴムで止めると良いと思います。食品用ラップフィルムは瓶などにぴったりと貼り付きますので隙間を埋めてくれ、瓶内が密閉された状態になります。こだわった方ですとワインでよく使用されるバキュバン(瓶内の空気を抜く機具)を使う方もいらっしゃいます。少し高めの本格焼酎を保存したい場合にはこういったものもお薦めできます。焼酎には賞味期限とはないとはいえ、適切な補完を心がけることで蔵元が精魂込めて醸した焼酎を最後まで劣化せずに味わいたいものです。

フォローする

本格焼酎の楽しみ関連コンテンツ