宮城の米で仕込んで被災地を支援する天吹酒造

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リンク: 被災地支援 宮城の米で酒造り 天吹酒造/佐賀のニュース :佐賀新聞の情報コミュニティサイト ひびの.

東日本大震災で大きな被害を受けた東北の農業、さらに福島第一原発の事故による風評被害も受け、再開の見通しすら立たないところが数多く存在しています。そうした東北の米作りを酒蔵という立場から支援しようという蔵が現れました。佐賀県三養基郡みやき町の天吹酒造です。
天吹酒造は早くから花酵母による仕込を行うなど先進的な取り組みを実践している一方で、300年という伝統も大切に生かしていることで知られ、地元のみならず大都市圏にもファンの多い蔵元です。その天吹酒造が宮城県で生産され、大手から引き取ってもらえなかった「イセヒカリ」で、被災地支援の酒を仕込むことを決めました。
酒造りは農業と密接につながっています。地酒である日本酒も焼酎も蔵の地元で生産されたものを使うのが一番です。しかし、農業と密接につながっているが故に今回のような大災害が発生した際には地元の機能が回復していくまでは、農業はつらい立場におかれます。そうしたとき、酒造りが文化であることを本当に理解している蔵であれば、何らかの形で農家の支援を行うと思います。特に今回のような放射性物質という目に見えないものは、正しく検査を行い、安全であることが証明した上で、それを消費者へ伝えていく努力を多くの関係者が行うことが直接的間接的に風評被害の撲滅につながり、被災地の支援になります。「放射性物質が怖い」と安全性を伝える努力もせずに従来付き合いのあった農家を縁を切って、鹿児島の芋を使って、風評被害の拡大に手を貸してしまうような蔵には到底理解の出来ないことかもしれませんが、それが地に根付いた文化としての酒造りではないかと思います。
出来た酒は予約販売されるとのことですので、興味のある方はぜひ天吹酒造までご確認ください。

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