北海道ではジャガイモ焼酎の仕込みの季節

リンク: ジャガイモ焼酎仕込み | NNNニュース.

北海道清里町でジャガイモ焼酎の仕込が始まったという話題です。日本全国で焼酎の仕込が続々と始まっています。早いケースですと10月には新酒が楽しめる蔵もあります。日本中で焼酎のいい香りがしているというわけで、今年の出来はどんな感じなのか、期待が高まります。

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!!新鮮な北海道産ジャガイモ!!使用じゃが芋焼酎

放射性物質に対する万全の対策が採られる

リンク: asahi.com(朝日新聞社):1000製造場で放射能調査へ=秋以降醸造の酒類―国税庁 - 社会.

すでに原材料については全て放射性物質が付着していないことを確認する手続きがとられています。また、被災地以外でも自主的に検査を行っています。その時点で基本的に安全であると考えてよいわけですが、消費者の不安を取り去るため、さらに仕込みの水や出荷する製品そのものもチェックしようというのが今回の調査指針になります。
ここで検査をして、少しでも危険なものは完全に除去して市場へ流通させることになりますので、市場に出回っているものは検査済みのものとなりますから気にせずどんどん飲んで少しでも復興の支援になれば、と思います。

奄美豪雨で黒糖焼酎の蔵にも被害

リンク: asahi.com:豪雨 奄美に再び爪痕-マイタウン鹿児島.

今年は日本中で水害の多い年ですが、再び奄美に豪雨が襲っています。
記事中には長雲を醸造する山田酒造の被害が記載されています。直接的な被害を受けた山田酒造以外にも奄美群島の黒糖焼酎蔵全体に出荷の遅れや観光客の減少などで豪雨による被害が出ています。
黒糖焼酎は日本国内でも奄美群島(熊本国税局大島税務署管内)のみで生産することが許諾された特産品です。黒糖焼酎はみやげ物としてのみならず地域経済にとっても重要な役割を担っています。居酒屋などで黒糖焼酎を見かけた際にはいっぱい飲んでいただければ支援となりますので、ぜひとも皆様のご協力をお願いいたします。

楽天からも買えます。
『長雲 30度 1.8L 黒糖焼酎』
 【奄美】【黒糖焼酎】弥生 30度/1800ml
【黒糖焼酎】まんこい 30度 1800ml【弥生焼酎醸造所】【05P16mar10eagles】

ホテル日航熊本で球磨焼酎の夕べ

リンク: 【ホテル日航熊本】これまでにない、洗練のコラボレーションディナー『フレンチブッフェと球磨焼酎を愉しむ夕べ』開催 : ニュースリリース : 企業ナビ : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).

ホテル日航熊本のニュースリリースからイベントの案内です。
来る11月1日、日本酒造組合中央会の定める「本格焼酎の日」に球磨焼酎全28蔵が勢ぞろいして球磨焼酎を楽しみながらホテル日航熊本のフレンチブッフェが楽しめる、という素敵なイベントが行われます。焼酎と料理を楽しめるだけではなく、ホテルのパティシエが考案した球磨焼酎のスイーツやホテルバーのバーテンダーが作り出した球磨焼酎のカクテルなど、フレンチと球磨焼酎のコラボレーションまで用意されているそうです。さらに球磨焼酎の伝統的な酒器である「ガラ・チョク」が用意されているというのもフレンチとの融合という斬新さと古くから伝わる球磨焼酎の伝統がマッチしていて、大変にすばらしい企画といえます。

詳細については、ホテル日航熊本イベント係096-211-1184(10時から19時まで)にご確認ください。ホテル日航熊本の予約は楽天トラベルからどうぞ。

泡盛の酒税減免処置廃止をきっかけに

リンク: 沖縄の泡盛・ビール値上げも、税軽減 来春期限切れ : 酒と焼酎 in九州 : エンタメ : 九州発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).

焼酎はかつて税制面で洋酒などよりも優遇されていました。しかし、ウイスキーを日本へ輸出したい欧州の圧力もあり、1997年から2000年にかけて段階的に焼酎の税額は上げられてしまいました。その後、焼酎は税額があがるピンチをチャンスに変え、単なる安酒という地位から脱却して日常に楽しめるちょっといい酒というブランドを作り上げることに成功します。逆にちょっといいお酒だったウイスキーは安売り攻勢を行ったことでブランド力が低下、一時期は課税出荷量がピークの半分近くまで下落しました。そして焼酎ブームの後、低アルコール志向とブランドの再定義を踏まえたハイボール戦略が見事にヒット、小雪さんのCMによるイメージアップもあって、ウイスキーは再びちょっといいお酒の地位を取り戻しつつあるのはご存知のとおりです。

さまざまな統計を見る限り、泡盛は値段の安さなどではない別の部分で消費者の選択肢に入っていないのが現状なのではないでしょうか。泡盛がかつての焼酎やハイボールとまったく同じことをすればよい、というわけではないのですが、価格だけではない、日常に楽しめるちょっといいお酒という部分が弱いような気がします。泡盛は伝統的に古酒(クースー)を持つ文化があり、これらの古酒は炭酸や柑橘系で割っても泡盛の持つ味わいが損なわれにくいという最大のメリットがあります。度数が高い泡盛を低アルコール志向の消費者へ受け入れてもらうには「割って飲む」という部分をいかに訴えていくかが大事で、酒税の減免処置廃止をデメリットとして暗く受け取るのではなく、「なんくるないさー」の精神でいろいろと方策を考えていってほしいと思います。

薩摩焼酎・奄美黒糖焼酎の3蔵が米国輸出へ

リンク: 鹿児島焼酎3銘柄、米国へ輸出 9月末にも : 南日本新聞エリアニュース.

鹿児島の蔵元から絶大な信頼を受けているコセド酒店が仲介して、佐多宗二商店・高崎酒造・朝日酒造の3蔵がアメリカへ輸出を始める、という話題です。このBLOGでは以前より市場拡大と日本文化を海外へ普及するためにも焼酎はどんどん輸出すべきであるという主張をさせていただいております。
色のついていない蒸留酒が低く見られがちな海外において、新酒がすぐ飲めるという焼酎の特性を活かしながら販路を広げていくことは可能だと思いますし、海外へ販路が広がれば、樽貯蔵などであまり色をつけてはならないという国税庁の通達見直しにもつながってくれるのではないか、と期待しています。

輸出も確かに良いことではあるのですが、一方で国内の愛飲家への啓蒙活動という面ではまだまだやれることが残っているような気がします。国内市場では確かに鈍化していますが、先日の記事にも書いたように霧島酒造は8年連続で続伸しており、同じ鹿児島でも西酒造や濱田酒造は成長を続けています。特に西酒造は三笠フーズ汚染米騒動の後遺症をものともせず、市場から改めて受け入れられています。海外にも目を向けつつ、ぜひとも国内での普及活動にも力を入れていただければ愛飲家としてはうれしいところです。

「輪になろう日本酒」――東日本大震災復興チャリティ大試飲即売会

リンク: 水道橋・プリズムホールで「輪になろう日本酒」-復興願い195の蔵元一堂に - 神田経済新聞.

9月23日(金・祝)に開催される日本酒・本格焼酎の蔵元が一堂に会する試飲会「輪になろう日本酒」の話題です。東日本大震災の復興を願い開催されるもので、過去にこれだけの日本酒蔵が一堂に会したイベントというのはありませんでした。残念ながら本格焼酎の蔵元は19蔵のみの参加となりますが、それぞれの蔵が今回のイベントに望む気合の入れ方は半端なものではありません。昼間の部と夜間の部がありますので、お時間のある方はぜひ水道橋の東京ドーム・プリズムホールまで、ご来場ください。

鹿児島県産焼酎が4年連続の生産量・出荷量減少という危機的状況(2010酒造年度の鹿児島県本格焼酎生産量・出荷量から)

リンク: 焼酎生産量13%減 鹿児島県産前年度比 / 西日本新聞.
リンク: 焼酎出荷 4年連続減 鹿児島県酒造組合発表 : 南日本新聞エリアニュース.

鹿児島県産の焼酎出荷量が減少し続けているという話題です。西日本新聞の記事で

組合は大幅減産の要因として、甲類と乙類を混ぜた低価格の「混和焼酎」人気▽前年度の在庫過多▽08年に発覚した「事故米転売事件」の後遺症-などを挙げている。

という鹿児島県酒造組合の分析を掲載しています。この分析がもし正しいとするのであれば、日本全体の芋焼酎出荷量が減少していなければならないわけです。ところがこんな記事があります。
リンク: 醸界タイムスWeb版: 5月の単式蒸留焼酎出荷 宮崎好調で2ケタ増.
鹿児島県酒造組合の分析が正しいのであれば、この記事に登場する「県内の大手メーカー」、すなわち霧島酒造が過去最高の出荷量を記録するなど、宮崎県の芋焼酎が全体として好調な理由が理解できない事態ということになります。つまり、鹿児島県酒造組合の分析は誤りではないものの根本的なところで大きな誤解があるという結論になると思います。

鹿児島県の生産量などが発表されるたびにたびたびこのBLOGでは普及戦略の見直しを訴えておりました。

リンク: 2005酒造年度の鹿児島県本格焼酎生産量・出荷量まとまる: [酎本]本格焼酎忘備録 本館.
リンク: 2006酒造年度の鹿児島県本格焼酎生産量・出荷量まとまる: [酎本]本格焼酎忘備録 本館.
リンク: 鹿児島県産芋焼酎が出荷減(2007酒造年度の鹿児島県本格焼酎生産量・出荷量から): [酎本]本格焼酎忘備録 本館.

ロックで飲むことを前提としたアプローチをお湯割りも含めた多様な飲み方に仕向けていく努力、そしてマスにアプローチする大手の蔵と差別化個別化でアプローチする中小の蔵がうまく連携しながら回っていくことが重要であること、この2点はいまでも重要性は変わっていないと考えています。
宮崎県の出荷量が伸びているのは、もちろん東国原前知事による宮崎ブームの影響もありますが、そのブームをうまく使って霧島酒造という巨大な蔵が、こだわり商品は芋麹仕込みの「吉助」や季節販売の「赤霧島」など一部にとどめ、基本はレギュラー酒である「黒霧島」を前面にマスへアプローチしつづけました。これは推測ですが、メニューに黒霧島が登場した居酒屋で従来のロックを主体としたメニュー構成から「お湯割り無料」などの表記が加わっていたことから霧島酒造は大手の居酒屋に対してお湯割りの普及活動も同時にしていたものと考えられます。そしてこだわりの中小蔵は、消費者側が驚くくらい各地の焼酎の会へ参加されることで宮崎で生産されている焼酎の多様性を示しつづけました。もちろんこれらは、偶然このブログが訴え続けていたアプローチと同じになっただけでしょう。大小の蔵がうまく両輪になって回転しているのは各蔵の合意に基づくものではなく、お湯割りの普及も文化的な背景を基にしつつもハイボールやチューハイブームなど消費者の低アルコール志向に対応するために採られたマーケティング的な戦略だと思います。しかし、状況としてはこのアプローチ方法はやはり有効であったことが証明された、と私は考えていますし、このやり方が有効であることがわかっている現状では宮崎では大小の蔵がうまく噛み合っていくことでしょう。

本来であればこれらのアプローチは、過去記事を見ていただければわかるように鹿児島焼酎ブームの際に鹿児島の蔵元が取るべき戦略だったのです。しかし、マスへのアプローチを担当するはずの大手蔵は、レギュラー酒の販売促進ではなく、中小蔵が担当すべきこだわり商品による拡販に乗り出してしまいます。一方、中小蔵はどんなに売れ行きがよくなっていてもマスとの違いを直接消費者へ訴求できる試飲会には積極的に参加し続けるべきであったのですが、戦略をミスしてしまったのか、幅広く多くの会に出るのではなく、一部の会のみに絞り込んでしまいました。なにしろ宮崎県酒造組合に加盟する蔵が38、鹿児島県酒造組合に加盟する蔵が113と単純比較で鹿児島の蔵の数は宮崎の3倍近くあるにもかかわらず、いまでも宮崎から参加した蔵と鹿児島から参加した蔵の数がほぼ同数などということもよくあります。そしてその当時、鹿児島の焼酎界隈に影響力を持っていた鹿児島焼酎を扱うサイトや居酒屋も中小の蔵ばかり取り上げており、大手の蔵元と中小の蔵元をうまくリンクさせることはありませんでした。結果として、2007酒造年度以降、4年連続の出荷量減少です。

鹿児島の蔵は今一度足元を見直す時期に来ているのではないかと思います。鹿児島焼酎ブームが去り、宮崎県が、ブームによって知名度を上げた地鶏や宮崎牛、マンゴーなどの農産物ともうまく噛み合って前へ進んでいる状況の中、いまから挽回していくのはかなり厳しい状況であることは事実です。だからこそ、例えば
リンク: 輪になろう日本酒.
のような企画があった場合にはもっと積極的に参加をして顔を出していくことが重要なのではないかと思います。状況は厳しいですが、まだ立て直せるはずです。

球磨焼酎酒造組合の地道な普及努力に敬意を表します

リンク: 球磨焼酎 福岡で初の「案内人」養成講座 / 西日本新聞.

数年前の本格焼酎ブームの際に残念ながらあまり注目されなかった球磨焼酎ですが、地道な活動を続けられています。

球磨焼酎を醸している球磨地方所在の蔵元で構成する球磨焼酎酒造組合は2008年から地元熊本と大消費地である東京の2か所で酒販店・料飲店を対象とした「球磨焼酎案内人」講座を開いています。球磨焼酎の特性や飲み方だけでなく、歴史や文化的な背景も含めて、総合的に球磨焼酎を知ってもらおうという意欲的な講座です。

以前の焼酎ブームの折、主に薩摩焼酎の愛飲家や薩摩焼酎をメインとした居酒屋を中心に「ブーム後を見据えて鹿児島の焼酎が持つ文化的背景を知ってもらわなければ未来はない」などといった声がありました。焼酎ブームが終わった後、日本で芋焼酎を最も売っているのは宮崎・都城市の霧島酒造、居酒屋でよく見かける銘柄は同社の黒霧島、いま最も注目され勢いのある焼酎居酒屋を運営するAPカンパニーは宮崎地鶏と宮崎焼酎の居酒屋といった状況となりました。残念ながらブーム後を見据えた取り組みは上手く行かなかったか、もしくは結局行われなかったようです。そうした状況を踏まえると球磨焼酎のこうした地道な取り組みはブームを起こすほどではないにしても草の根的に球磨焼酎のよさを広めていくには良い方法だとおもいます。

また、こうした取り組みに併せて、どこかの展示場などで球磨焼酎前蔵元が集合した「球磨焼酎大試飲会」などを開催するとさらに良いのではないかと思います。全国各地で居酒屋や酒販店などが主催した「焼酎の会」が開催されていますが、そこでも球磨焼酎はあまり招かれていない状況です。組合独自の企画として、大試飲会を球磨地方の特産品の試食コーナーや直燗体験コーナーなども設けつつ開催するというのは案内人とは違った方向で草の根的な口コミが期待できます。

いずれにしてもこのような球磨焼酎の地道な取り組みによって数年後に状況が変化していることを期待したいと思います。

焼酎は仕込みのシーズン

リンク: 香り特等 黒糖焼酎 奄美で仕込み / 西日本新聞.

奄美群島にだけ特例として認められている黒糖焼酎の仕込みの記事が西日本新聞に掲載されました。焼酎はお盆明けくらいから芋焼酎の仕込みが始まり、この時期になると黒糖焼酎も作りのシーズンを迎えます。今月後半から来月頭くらいが最盛期で、10月も終わりになると徐々に今シーズンの仕込を終えるところが出てくる、そんなサイクルです。

記事では「龍宮」の富田酒造場が取り上げられています。奄美にはほかにも「太古の黒うさぎ」「まんこい」が有名な弥生焼酎醸造所や「南の島の貴婦人」で知られる朝日酒造などがあり、いずれも仕込みに入っている頃と思います。
黒糖焼酎は芋や麦に比べてまだあまりメジャーな存在ではないですが、香り華やか味わいしっかりという感じで焼酎初心者から飲みなれている人まで楽しめる焼酎です。ぜひ一度味わってみていただければ幸いです。

みやざきてげうま国際夜市に宮崎県内焼酎蔵が出店

リンク: asahi.com:宮崎市街で11月に国際夜市-マイタウン宮崎.

宮崎駅西口に建設中の複合商業ビル「KITEN」(正式名称:宮崎グリーンスフィア壱番館)がオープンするのに併せて、市内有数の目抜き通りである高千穂通で11月4日~13日にかけて「みやざきてげうま国際夜市」を開催するという話題です。宮崎には東国原前知事時代に有名になったマンゴーや宮崎牛のほかに焼酎も特産品なわけですが、県内各焼酎蔵から10蔵以上が出店するようです。現在は仕込みの真っ最中であわただしくしている焼酎蔵も11月にはいれば仕込みを終えているところがほとんど。一時期に比べると宮崎の観光客も落ち着いてきていて、ゆっくりと観光を楽しむことが出来るようになっていますので、このイベントに併せて宮崎へ焼酎を楽しむ旅というのも良いですよね。