小鹿酒造協業組合が株式会社化

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9月1日付で「鹿児島焼酎 小鹿」「美し里」といった芋焼酎を出している小鹿酒造協業組合が組織を変更、株式会社になったとのニュースリリースです。
協業組合というのは本格焼酎の世界では良く聞く名称ですが、どんな組織かというのはご存じない方が多いと思います。そこでまずは協業組合について、拙サイト「本格焼酎の楽しみ」の「本格焼酎用語集」から引用致します。

「中小企業団体の組織に関する法律」によって設立される組合で、4以上の中小企業が会社組織自体は残しながら事業の一部ないしは全部を統合して設立する。酒類業界だけでなく、味噌や醤油などの食品業界や瓦や陶器、セメントなどの業界にも広く存在している。また、協業組合から株式会社へ転換する事例もある。本格焼酎において協業組合は瓶詰めと出荷部門の協業化から始まり、現在では生産も統合した協業組合が多く見られる。

今回、小鹿酒造協業組合は「中小企業団体の組織に関する法律」の「第四章 組織変更 第二節 株式会社への組織変更」に基づいてその組織を変更したということになります。酒造協業組合の株式会社化は鹿児島県内では初めてのことです。組合組織のメリットももちろんいろいろあるわけですが、株式会社へ組織変更するメリットももちろんあります。これは各組合の考え方によりますので一概にこれが正しいとはいえないのですが、今回、小鹿酒造協業組合では株式会社化にメリットを感じたということなのでしょう。もしかしたら今後、ほかにも株式会社化する協業組合が出てくるかもしれませんね。組織が株式会社となった小鹿酒造がどのような焼酎を出してくるのか楽しみにしたいと思います。

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