清酒メーカーの本格焼酎への進出

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地方清酒メーカー、相次ぎ焼酎に進出
本格焼酎がブームということもあって、清酒(日本酒)専業であった蔵が本格焼酎の免許を取得して製品化に乗り出すケースが多くなっているようです。清酒(日本酒)の廃物利用ということもあって、コストを抑えられますし、清酒かすを蒸留して作られる焼酎はブーム以前には手間の問題でなくなる傾向にありましたから、良いことであることは間違いないでしょう。
ただ、ブームだからということで乗り出すという姿勢は正直なところどうなのかと思います。清酒かすを蒸留して出来るいわゆる「粕取り焼酎」はもともと清酒蔵の伝統であり、本格焼酎を文化としてとらえたときに欠かせないものです。今回の本格焼酎ブームは「黒ぢょか」などの文化や情報をいろいろと公開している顔の見える焼酎蔵という存在まで含めたブームです。そうした背景のあるなかで安易に本格焼酎に乗り出すことは、けしてその蔵の利益にはつながりません。ブームの原因や消費者がどこに惹かれているのかをきちんと分析していないと過剰投資が重くのしかかり、最終的には蔵の経営を危うくしてしまうと思います。
清酒蔵の本格焼酎への進出は大いに結構。しかし、状況を顧みて、文化や顔の見える本格焼酎造りをしてもらいたいと思います。
追記.日経の本文中に登場する木内酒造さんの出した「木内」は吟醸香がするのに柔らかく、それでいて味わいはしっかりしています。減圧で蒸留したことで、清酒の癖がなくなっているため、清酒の嫌いな人でも楽しむことが出来る焼酎に仕上がっています。茨城県内のスーパーなどで手にはいるほか、通信販売もしていますので、よろしければ試してみて下さい。720mlで1000円くらいだったはずです。
ちなみに常圧で蒸留した焼酎も呑んでみたいなぁ、私は思っています。出してもらえるとうれしいのですが(笑)

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