被災地の米と水で米焼酎を作って支援する長崎の霧氷酒造

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リンク:朝日新聞デジタル:宮古産の米と水で焼酎、長崎で醸す 岩手 – 食と料理

長崎県の霧氷酒造が東日本大震災で被災した岩手県宮古市の得意先である山清商店という酒販店を支援するために宮古の米ばかりか水まで取り寄せて米焼酎を仕込んだ、という話題です。震災からまもなく1年が経とうとしていますが、この時期に必要なことはこうした商売を通じて被災地を支援するということです。青森の雪に放射性物質がついてるなどという被害妄想で沖縄の子どもたちが行き遊びをする貴重な機会が奪われなどという大変に情けないニュースが流れてしまうくらい、非科学的な感情論が蔓延しています。日本国内でこんな状況なのですから当然諸外国ではもっとひどいはずで、輸出産業が中核である日本経済を考えたとき、我々一人一人がこうした感情論ではなく、科学的根拠に基づいた冷静な判断をしていくことでしか風評被害を撲滅することは困難です。
今回、霧氷酒造はきちんとした検査を通過している米と水を使用して米焼酎を仕込みました。以前ご紹介した「風評被害が怖い」といって関東の農家から鹿児島の農家に芋の調達先を変えてしまった蔵元はこのニュースを見て何を思うのでしょうか。そしてそれを何も考えずに報道してしまった鹿児島の報道機関は何を思うのでしょうか。もう一度、風評被害を撲滅するために我々ができることをしっかりと考えてほしいものです。

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