宮崎の霧島酒造が本格焼酎業界トップに上り詰める意味

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リンク: 霧島酒造:新工場完成 本格焼酎、生産全国一に道筋 /宮崎 – 毎日jp(毎日新聞).

いよいよ、霧島酒造の新工場が落成します。焼酎ブームが過ぎ去ったあとも着実に売上高も出荷量も伸ばし続け、長らく芋焼酎ナンバーワンであった薩摩酒造を抜き去って、今は芋焼酎ナンバーワン蔵となりました。そして、ついに大分麦焼酎の雄、業界トップの三和酒類を抜くところまで来たのです。そして、霧島酒造の好調さに引っ張られるかのように宮崎の焼酎業界は、2011年9月の全国単式蒸留焼酎課税移出数量(日本酒造組合中央会発表)が、鹿児島県(9107kl)を抜いて1万klが見える9889klという結果になったことでも判るようにとても元気です。

このたび休刊する業界専門誌の編集長はスポンサーの問題があるのか非常に口を濁した評価をこちらで書かれています。私は特にスポンサーなどもないのではっきり書いてしまいますが、焼酎ブームを受けてそこを土台に無理せずじっくりとそれぞれの持分や特色にあわせて営業努力をしてきた宮崎県の蔵と焼酎ブームに浮き足立って無理に背伸びをしてしまった鹿児島県の蔵の違いが出てしまったということです。もちろん宮崎県の蔵でも雲海酒造のように焼酎ブーム以後の苦境から立ち直れていない蔵もあれば、鹿児島県の濱田酒造のように自称薩摩焼酎通から散々に酷評されながらも着実に営業成績を伸ばしている蔵もあります。しかし、全体としてはそういう傾向があったということでしょう。これはブームの初期から乗ってしまった鹿児島県と乗り遅れたことで逆に後ろからゆっくり見ることが出来た宮崎県という立ち位置もあったかも知れません。それとて、ブームの最先端にむしろけん引役を果たしていた西酒造が、毒米騒動に巻き込まれながらも着実に伸び続けている状況や同じようにブームの牽引役になっていた黒木本店がその後もきちんと足場を固めている事を見れば、舞い上がってしまった蔵の状況が透けて見えます。

以前からの繰り返しになりますので過去記事も参照していただきたいのですが、状況は業界専門誌の編集長がいうほど甘くないです。ここで一度なぜこんなことになってしまったのかを良く考えていただき、切るべきを切ってしっかりと膿を出されたほうが良いと思います。

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