米国向け本格焼酎開発へ 三井物産と九州の6社 – 共同通信
今年の11月をめどに本格焼酎が太平洋を渡ることになりました。このBLOGでもたびたびご紹介している熊本県の繊月酒造を中心に大分や宮崎などの本格焼酎蔵6社が三井物産の販売力を生かしてアメリカでの普及を目指すようです。
国内で三井物産が進めている「焼酎ルネッサンス」を連想して怪訝な顔をされる方や「本格焼酎が足りない国内の現状を置き去りにして……」などという方もいらっしゃるかもしれません。しかし、国内がこうしたブームに沸いているからこそ、現在焼酎蔵は国内での経済基盤がかなり安定しているのではないかと思います。さらにブームの影響でメディアなどが取り上げる可能性も高くなります。そうしたことから私はこの時期はもっとも良い時期だと歓迎したいと思います。この機会をうまく利用して「SAKE」とならぶもう一つの国酒、”Japanese Spirits”たる「SHOCHU」を国際的に大いに普及して欲しいと思います。
でも、
試飲会に同日参加した焼酎ファンで弁護士のデビッド・シンデル氏は「種類が豊富でコクがある。カクテルにすれば人気が出ると思う」と話していた。
といわず、アメリカの皆さんにも是非ともそのままをロックやお湯割りで呑んで欲しいです(;^^A
2004年8月10日追記.西日本新聞によると今回賛同した六社は……
「大古酒繊月」など貴重な原酒を数多く所有している繊月酒造(熊本県)
私が個人的に美味しく頂戴したf^^;)「刻の封印」を醸している深野酒造本店(熊本県)
その形状が話題を集めた「甕雫」とまろやかな甘みを持つ「かんろ」でおなじみの京屋酒造(宮崎県)
「無月」という銘柄で米・麦・芋を醸している櫻の郷醸造(宮崎県)
まろやかなコクを持つ「飫肥杉」を醸造している井上酒造(宮崎県)
白麹の父、河内源一郎氏の流れをくむ「てんからもん」などで知られる錦灘酒造(鹿児島県)
とのことです。
※各蔵元の説明文は、西日本新聞が作ったものではなく、私が作ったものです(;^^A