焼酎の甲乙逆転も安心できず

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本格焼酎・泡盛ブーム 乙が甲を逆転
本格焼酎派としては大変に嬉しいニュースではありますが、本文中に載っている

〇四年の甲類は前年比3・8%増の五十二万五百二十二キロリットル、乙類は17・2%増の五十二万六千五百六十八キロリットル。

という記述を見るといささか不安になります。
徐々に増えていったのであれば、需要にあわせて無理なく伸びているといえるのですが、17%もの伸びということですとブームということで急速に生産量を拡大していると予想できます。そうなると体力に見合わない投資を無理にしてしまって、生産量を増やしたケースもあるでしょう。本格焼酎はブームによって市民権を得ましたから、ブーム終了後に若干停滞したとしても緩やかな成長軌道を描くことは間違いありません。しかし、経営体力にあわない投資をしているとブーム終了後の”踊り場”を過ごすことが出来なくて、最悪の場合は閉鎖などの道を歩んでしまうことも想定されます。
ブームは出来る限り長く続いて欲しいとは思いますが、これらのニュースに惑わされて「まだまだ伸びる」と無理な投資をすることなく、ブーム後にも続けていけるように体力を温存して欲しいと一飲兵衛としては思います。これ以上、美味しい焼酎を造る蔵がなくなってしまわないように……。

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