「本場泡盛」から「琉球泡盛」へ

ラベルは「琉球泡盛」 ブランド確立へ表示方法を統一
沖縄県産の泡盛には現在2つのブランドがあります。
一つは「本場泡盛」です。1983年に沖縄県酒造組合連合会が「泡盛の表示に関する公正競争規約」を結び、沖縄県産の泡盛のみに付けることが出来るようにしたブランドです。
もう一つが「琉球泡盛」です。こちらはWTO加盟国で結ばれている「トリプス協定」に則って、1994年に国税庁から公示された「地理的表示に関する表示基準」と同表示基準の制定に伴って国税庁から告示された「地理的表示に関する表示基準第二項に規定する国税庁長官が指定するぶどう酒又は蒸留酒の産地を定める件」によって設定されたブランドです。やはり沖縄県産の泡盛にのみ付けることが出来ます。
いずれも法令で認められたものとなりますが、今回、沖縄県酒造組合連合会では産地が判らない「本場泡盛」ではなく、「琉球泡盛」という名称を前面に出していこうという政策を打ち出したわけで、ボルドーワインやコニャックといった世界的な銘酒の一歩を踏み出したといっても良いかもしれません。産地に対する消費者の目が厳しくなっていく中で、こうした決定は大変に有意義なことだと思います。琉球泡盛の今後に期待したいと思います!
※なお、「地理的表示に関する表示基準第二項に規定する国税庁長官が指定するぶどう酒又は蒸留酒の産地を定める件」では、黒麹全麹仕込みの泡盛発祥の地である「琉球」のほか、米焼酎の産地として名高い「球磨」と麦焼酎発祥の地といわれている「壱岐」が定められています。ワインも産地指定を受けることが出来るのですが、まだ産地指定を受けられるほどの状況にはなっていないようです。

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