三笠フーズ問題は早急な対応を行うべき

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三笠フーズの問題が本格焼酎業界に大きな波紋を投げかけています。読売新聞の
汚染米転売は10年前から、三笠フーズ顧問認める : 週間ニュース : 九州発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
という報道によれば、三笠フーズから直接購入したのは鹿児島1社と熊本2社の合計3社です。さらに鹿児島の仲介業者経由で鹿児島の蔵元が少なくとも1社以上購入していることが判っています。
本来であれば、こうした事態が発生した場合には真っ先に購入先を突き止め、公表するのが農林水産省の務めであるはずにもかかわらず、「いらぬ混乱を招く」といまだに公表する気配を見せません。早急な事実の公表と対処によって風評被害が最低限に抑えられるのは宮崎で発生した鳥インフルエンザ問題の時に証明されているにもかかわらず、今回の問題における農水省の姿勢は、過去に学ばないという点で三笠フーズと同じです。
一方で、勇気ある蔵元も登場しました。鹿児島の西酒造が自主的に事故米の使用を公表したのです。
汚染米、西酒造焼酎に混入 30万本分回収へ : 南日本新聞-鹿児島県内ニュース.
これは大変に勇気のある行動であると思います。自主回収となるとその費用が膨大になりますし、何処が負担するのか、という問題も発生するわけです。しかし、本格焼酎業界全体のことを考え、自社にとっても最小限の被害で食い止めるには今の段階で事実を公表し、速やかに対応を取ることが最も適切な処置のはず。今回の西酒造の行動は当たり前のことではありますが、しかし、賞賛すべき行動であると思います。なお、該当の米が使用されたのは「薩摩宝山」のみで、他の商品は使用していないとのことですので「薩摩宝山」以外は安心して呑むことが出来ます。
このBLOGでは新しい事実が分かり次第、速やかにお知らせして参ります。何卒、皆様風評被害に踊らされることなく、本格焼酎を今後とも呑み続けて下さい。よろしくお願い致します。

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