日本一早いいも焼酎の仕込み

日本一早い焼酎仕込み

先の記事で醸造年度は7月1日からだと申し上げましたが、小牧醸造は醸造年度の元日に仕込みを開始しました。詳しくない方ですと「ふむふむなるほど」と思うだけではないかと思いますが、よくご存じの方は「なんでこんな時期から!?」と不思議になると思います。

この記事を確認してみたところ、鹿児島では6月末くらいから収穫できる「紅さつま」という品種を使った「紅小牧」という銘柄を仕込んでいる風景のようです。

本格焼酎といえば「コガネセンガン」という品種がほとんどでしたが、最近ではこうした「紅さつま」のような別の品種を使うケースが増えており、いも焼酎自体の味わいがかなり広がってきているといえます。私は紅小牧を呑んだことがないのですが、他の紅薩摩を使ったいも焼酎から想像するに香りが高く、はじめはやや酸味があり、徐々に甘みが広がる感じではないかと思います。紅さつま自体は食用としてもおいしいのでぜひ一度ふかし芋で食べてみてください。

新年度になりました!

新年度になりましたねー!いやいや、寝ぼけてはいませんよ(^^)
実は本格焼酎や清酒の世界では7月1日が新しい年度の始まりなのです。これを酒造年度(Brewery Year)と呼び、「平成17酒造年度」「17BY」などと表記します。
そもそもは10月1日が新酒造年度でした。これは清酒の醸造が新米の出回る10月1日以降に始まることが多く、酒税の徴収や原料米の割り当て(※)を実施するには4月1日始まりでは何かと不便があったためです。
これが技術進歩に伴い、早場米を使用した秋口からの仕込みが始まる様になったため、昭和40年に国税庁によって7月1日を新酒造年度とすることに決まりました。
清酒で「11BY○○純米長期貯蔵酒」などと書かれている物がありますがこれは平成11酒造年度に仕込まれた純米酒ということを示しています。
新年度には果たしてどんなお酒達が仕込まれ、私たちの舌を楽しませてくれるのでしょうか。楽しみです(^^)

(※)かつて日本は厳格な「食糧管理制度」(食管制度)があり、原則として日本国内で生産された米は全て政府が流通管理をしていました。清酒や本格焼酎の醸造も例外ではなく、このような米の割り当てを決定する必要があったのです。