実はサツマイモ王国である茨城県からお湯割りで美味しい焼酎が全国デビュー

熟成焼き芋焼酎はいかが? お湯割りはスイーツのような味わい 茨城 - 産経ニュース

茨城県からお湯割りで美味しいという芋焼酎の話題です。本格焼酎ブーム以降、芋焼酎は様々なタイプが造られてきましたが、東京など大都市圏での飲み方はまだまだロックが根強い状況です。そうした中でお湯割りで美味しいという芋焼酎造りへの挑戦は歓迎したい動きです。
今回紹介されている「美並の恵」は青果物産直問屋である「ひのでや」の企画商品です。適切な温度管理の下で1年間粛正させることで40度以上もの糖度を持つまでに至ったサツマイモを素材にした焼き芋「熟成焼きいも」はひのでやの主力商品とのことですが、この焼き芋を原材料に水戸市の明利酒類が仕込みを担当しています。芋焼酎というと鹿児島・宮崎が生産地としては主流ですが、茨城県でも活発に造られています。あまり知られていない事実ですが、茨城県のサツマイモ生産量は長らく鹿児島県に次いで2位の座を占めており、特産品に干し芋があるくらいのサツマイモ王国なのです。そうした地場の主力産品である茨城県産サツマイモをふんだんに使用した美並の恵は格別な味わいなのではないかと思われます。見かけたら是非一度、推奨の飲み方であるお湯割りで試してみて下さい。お湯割りの美味しい飲み方は当サイトの「お湯割り焼酎を美味しく飲むためにはどうすればいい?」という記事にてご案内しておりますので、よろしければ併せてご覧下さい。

車内で球磨焼酎が堪能できる観光列車が出発進行!

人吉球磨を感じる旅「かわせみ やませみ」デビュー!おもてなし内容の決定について

上記はJR九州のニュースリリースです。この度、熊本駅と人吉駅を結ぶ「かわせみ やませみ」という特急が運行を始めますが、この車内で球磨焼酎が常時三種類提供されるといううれしいお知らせが書いてあります。しかもこの三種類は減圧焼酎と常圧焼酎と樽熟成焼酎を組み合わせたものになるとのことで、球磨焼酎ならではの味わいの違いを堪能できるように仕組み作りがなされています。こういうときはどうしても大手の蔵が優先的に選ばれてしまいがちなのですが、ニュースリリースによれば球磨焼酎全28蔵から季節ごとに銘柄が選出されるということで、東京・大阪ではあまり知られていない蔵元の焼酎も飲めるようになります。
一杯500円で味わえるそうなので、行きと帰りに違った銘柄を飲みながら車窓を眺めつつのんびりと過ごす、という汽車旅ならではの時間をゆっくりと楽しめそうです。球磨焼酎の蔵元では大石酒造場白岳伝承蔵(高橋酒造)繊月城見蔵(繊月酒造)大和一酒造元のように蔵の見学を受けつけているところが多々ありますので、「かわせみ やませみ」で球磨焼酎を堪能、現地で蔵見学をして球磨焼酎の神髄を見学という球磨焼酎三昧の旅も可能です。熊本方面へ行かれる際には是非こうしたルートも検討して下さい。

ついに赤芋焼酎戦線に大手ビールメーカーも参入

人気上昇中の赤芋焼酎!希少な「頴娃紫」を使用した「赤からり芋」 | ニュースウォーカー
健康に良い、などといった理由で、霧島酒造の赤霧島の成功以降、ここ数年、各焼酎蔵が赤芋の焼酎を販売していますが、ついに大手ビールも参入してきた、という話題です。今回参入してくるのはサッポロビールで、商品名は「赤からり芋」という銘柄となります。製造はサッポロピールではなく、十年来の提携先である小正醸造です。小正醸造はさつま小鶴が主力の鹿児島でも有数の焼酎蔵ですので、品質面は全く問題ないことが判ります。赤芋の焼酎はこれだけいろいろな銘柄が出ているにもかかわらず、まだまだ日常で目にする機会は少ないので、一度試したいという方はこの機会に試してみてはいかがでしょうか。

古澤醸造が地元産の原料のみで芋焼酎を仕込む

八重桜 郷酒の商品画像

日南アピール芋焼酎 地元産原料にこだわり - Miyanichi e-press

古澤醸造が「八重桜 郷酒 1800ml」という芋焼酎を発売するという宮崎日日新聞の記事です。「八重桜 郷酒」は地元の契約農家から仕入れた白系甘藷と長粒米で仕込んだ新商品です。日本で生産されている米は基本的にすべて単粒米(ジャポニカ米)なので、長粒米(インディカ米)をわざわざ委託して作ってもらうというところに並々ならぬ気合いを感じます。すでに販売を開始しており、オンラインショップなどでも購入できます。

夏焼酎花盛り

今年も夏焼酎の季節がやってきました。

そもそも夏焼酎は宮崎県の柳田酒造・渡邊酒造場・小玉醸造(以下この記事では三社)が2012年に始めた焼酎の企画です。夏にあわせたさわやかなラベルとロックで美味しい特別な仕込みをした焼酎を「夏の○○」として販売しています。夏向けの焼酎という革新的な試みをあえて宮崎伝統の20度で出すというところにこの企画の妙があるといえます。

その後、三社の企画に触発されて鹿児島県内の大手蔵元などが夏限定低アルコール度数焼酎のラインナップを「夏焼酎」として発売を始めましたが、こちらは通常の25度の焼酎を単純に度数を落としているだけ銘柄が多く、夏専用の仕込みをしているケースはあまりない状況でした。2014年に入りましてそれぞれの蔵が夏向けに仕込み方を変えたり、ブレンドを行ったりして、夏に飲んでもらうことを前提とした商品開発が進められています。

「焼酎」はもともと夏の季語ですし、先行三社の「夏のまんねん」「夏の赤鹿毛」「夏の潤平」は今年も大変に美味しい仕上がりになっているそうです。また、鹿児島の大手蔵の夏焼酎を集めた夏焼酎飲み比べセットもあわせて楽しみ、夏の厳しい暑さを乗り切りましょう!

東京・大阪でも「鹿児島県産芋焼酎・黒糖焼酎大試飲会」の開催を

鹿児島の焼酎608銘柄が一堂に [福岡県] - 西日本新聞

先日「本州大都市圏でも本場酒販・組合主催イベントを - 焼酎ニュース通信」という記事でご紹介した南九州酒販主催の大試飲会の話題です。

まずは福岡からスタートということのようですが、前回も書いたように是非ともこのイベントを東京や大阪でも開催していただきたいものです。東では横浜本格焼酎・泡盛大選集が終わり、西では大阪焼酎でっせが終わり、大きな焼酎試飲イベントが潰えてしまった昨今、早急に一大試飲会を立ち上げるべき時期に来ています。ビール業界はオクトーバフェストを各地で開催して盛況ですが、もともとは焼酎イベントの方が先行していたわけで、焼酎イベントがなくなりつつあるいまこそ、開催を検討していただきたいものです。

なお、焼酎専門ではないですが、横浜の大桟橋ホールで第6回 酒は未来を救うが開かれます。日本酒や焼酎の蔵元、国産ワインのワイナリーが参加するチャリティ試飲会です。興味のある方は第6回 酒は未来を救う|イベント/ショー/ライブのチケット情報・販売・購入・予約|e+(イープラス)からチケットが買えますのでぜひご参加下さい。

本州大都市圏でも本場酒販・組合主催イベントを

天神で鹿児島県産焼酎イベント-81蔵元300銘柄が一堂に - 天神経済新聞

鹿児島県の蔵元を南九州酒販が天神に集めて開催するイベントです。

こうした焼酎イベントは一時期きわめて増えましたが、日本最大のイベントであった横浜本格焼酎・泡盛大選集が終了してしまうなど、昨今減少してしまっています。他方、日本酒のイベントやオクトーバーフェスは多数開催され、活況です。東京・大阪の酒販店主催イベントはありますが、取引先蔵元に限定されてしまい、広がりが少なくなってしまいます。

焼酎の影が少しずつ薄くなってしまっているのはこうしたところにも原因があると思われます。ここはひとつ、鹿児島県酒造組合など、南九州の本場で営業しているところが、盛大なイベントを開催してはどうでしょうか。今回南九州酒販が開催するくらい盛大な規模ですと注目度も高まりますので、かなりの効果があると思います。交通費の問題など様々な要因がありますが、ようやく低落傾向に歯止めがかかった本格焼酎のさらなる飛躍のためにぜひとも検討していただきたいと願います。

おすすめの焼酎(芋焼酎篇)

このBLOGではあまり個別の特定銘柄を推奨しないようにしていたのですが、銘柄が激増していることから「私見でかまわないのでおすすめを教えて欲しい」というご要望をいただくことが多くなりました。そこで完全に筆者の好みですが、おすすめの焼酎をつれづれに書き連ねて参ります。今回は芋焼酎篇です。

1.海(うみ)(鹿児島・大海酒造
焼酎を飲むのがはじめて、という初心者へ必ずすすめる芋焼酎です。減圧で醸された焼酎は実に端麗で飲み口はさわやかです。芋焼酎に対して苦手意識を持っている人に飲んでもらうと「これが芋焼酎か」と驚かれます。その意味で焼酎初心者向けです。お酒自体が好きな方は物足りないと思われるのは間違いなく、芋焼酎ということを期待して飲むと逆に裏切られてしまいます。

2.いも麹芋(鹿児島・国分酒造協業組合
こちらも焼酎初心者におすすめしている焼酎です。一般的な芋焼酎は米を麹にして芋を掛けて醸しますが、この焼酎は芋を麹にした元祖の焼酎です。今でこそ、様々な蔵から芋麹の芋焼酎が発売されていますが、この焼酎が出るまでは芋で麹を作るのは不可能であるとまでいわれていました。現在でも芋麹の芋焼酎の中では群を抜いて美味しいと保証できる焼酎です。芋麹ということでいわゆる「くさい」と思われる向きもあるかもしれませんが、たいへんすっきりしていて、芋の甘さやうまみがダイレクトに感じられる逸品です。

3.黒霧島(宮崎・霧島酒造
いわずと知れた超有名銘柄です。スーパーにも普通に並んでいるこの焼酎をおすすめするとたいていびっくりされます。おそらく驚く方の多くが「スーパーの日本酒はいまいち」とか「日本酒は大手酒造メーカーだと美味しくない」という印象をお持ちだからではないかと思います。だからこそ、あえて私は黒霧島を飲んでみて欲しいとすすめます。本格焼酎はこうした大手酒造の日本酒や連続式蒸留焼酎(甲類焼酎)を混ぜた「混和焼酎」とは違って、大手でも品質にかなりのこだわりを持って販売しています。その証拠に一時期の黒霧島ブームで原酒が足りなくなったとき、霧島酒造は適当に増量して儲けに走るのではなく、出荷規制を行ってまで調整をしたことがありました。そんなわけで手軽に楽しめる「庶民の酒 焼酎」の真骨頂ともいえる黒霧島を一つあげてみます。

4.旭萬年白麹(宮崎・渡邊酒造場)
飲み慣れた方におすすめしたいのが宮崎・渡邊酒造場の旭萬年です。黒麹も美味しいのですが、私は白麹の方が好きです。非常にどっしりとした芋焼酎らしい芋焼酎で、お湯割りが一番おすすめです。焼酎通ばかりではなく、ちょっといい芋焼酎を飲みたいという方にもぴったりです。最近は人気が高くなっていて、店頭でも売り切れが増えてきていますが、居酒屋などで見かけた際にでも是非とも楽しんでみて下さい。また、同じ蔵の限定商品で「無濾過萬年」は更にがつんとくる焼酎です。期間限定でなかなかお目にかかれない逸品ですが、こちらも見かけたときは是非とも試してみて下さい。

ほかにもおすすめしたい芋焼酎がたくさんあるのですが、無限に書き連ねてしまいそうなのでこの辺にとどめておきます。なお、ここで上げた芋焼酎は、黒霧島を除いて、渋谷の焼酎バー古典さんで飲むことが可能です。ほかでは出荷直後しか見かけない無濾過萬年も古典さんですと一年中飲むことが出来ます。運が良ければ昨年出荷分もあるので飲み比べも可能です。バーの雰囲気で芋焼酎を飲むのもなかなかたのしいですので機会がありましたらぜひ寄ってみて下さい。

11月1日は本格焼酎の日

10月1日が日本酒の日であるというのはだいぶ知られてきましたが、11月1日が本格焼酎の日であるというのもだいぶ知られてきたようです。本格焼酎、特に芋焼酎はだいたい7月くらいから仕込みを開始しますが、その歳に仕込んだ新酒が飲めるようになるのはだいたい11月くらいです。そこで、1987年9月に日本酒造組合中央会が11月1日を本格焼酎の日として定めました。実際には本格焼酎&泡盛の日なのですが、泡盛は表記が省略されて「本格焼酎の日」と書かれることがほとんどです。新酒が出回り始める頃からだんだんと寒くなり、お湯割りの焼酎が美味しい季節となっていきます。いつもはロックの方もこの季節はぜひお湯割りをゆっくりと楽しんでみて下さい。

本格焼酎と混和焼酎はターゲットが違う

いいちこ、黒霧島に新勢力...攻防激化する焼酎業界の舞台裏〜地方本格vs.大手混和

三和酒類の主力商品である「いいちこ」に関する話題がほとんどで黒霧島が少し、表題になっている混和焼酎に関する話はほとんどないという詐欺みたいな記事です。
そもそも本格焼酎と混和焼酎はターゲットが違っていて、混ぜ物焼酎である混和焼酎と素材の風味を生かした本格焼酎は全くターゲットが異なります。そもそも混和焼酎に「麦焼酎」「いも焼酎」などとつけられることが間違っているので、国酒として世界に売り出そうとしている以上、「麦混和焼酎」という表記を強制するなど、この辺についてはきちんとした区別を実施すべき時期に来ています。そうしたことを触れずに表題だけで煽るのは大変に残念、というほかありません。