第6回本格焼酎・泡盛横浜大選集レポート6~宮崎その2~

宮崎から参加した蔵のご紹介ですが。後半は3蔵ご紹介致します。

1.松露酒造
松露酒造
「松露」「心水」(もとみ)を醸造している松露酒造さんは代表銘柄を携えての横浜入りです。いつも呑んでいる方から「心水」という銘柄の読み方を聞く初心者の方まで大変なにぎわいでした。

2.柳田酒造
柳田酒造
柳田酒造さんは代表銘柄の「赤鹿毛」の他に今年試験販売された「青鹿毛」も持参されておりました。赤鹿毛という名前を見て立ち寄られる方も多く、普段は麦を呑まないという方々が試しに呑んで会話をされるというやりとりもあったくらいです。

3.京屋酒造
京屋酒造
京屋酒造さんといえばやはり印象的な容器でおなじみの「甕雫」が代表銘柄だと思います。様々な特徴を持つ本格焼酎を醸されている京屋酒造さんですがやはり甕雫に注目が集まっており、次々とコップが差し出され皆さんが美味しそうに呑んでいる様子が印象に残っています。


宮崎のご紹介の後は西へ移動しまして、熊本県・球磨焼酎の蔵々をご紹介します。

第6回本格焼酎・泡盛横浜大選集レポート5~宮崎その1~

宮崎からは7蔵の参加でした。前半は4蔵ご紹介致します。

1.古澤醸造
古澤醸造
古澤醸造さんは「八重桜」が代表銘柄です。一壷春やジョイホワイトで醸された「ひとり歩き」もよく知られています。皆勤賞の蔵ということもあり、初回からイベントに参加している人からこの日始めて知った人まで色々な方がブースであれこれ語らっていたのが面白かったですね。

2.渡邊酒造場
渡邊酒造場
渡邊酒造場さんは「旭萬年」が代表銘柄です。今回の横浜では旭萬年の白黒の他、無濾過、麦など色々な銘柄を持参されていました。芋は呑んだことがあるけど麦はないという方が興味深げに味わっている様子なども見受けられました。

3.宮田本店
宮田本店
最近東京でもよく見掛けるようになった「日南娘」(ひなむすめ)を代表銘柄に持つ宮田本店さんはやはり東京でよく見掛けるということでどんなものだか呑んでみたいという方が多くブースを訪れていたように見えました。

4.小玉醸造
小玉醸造
「杜氏潤平」を代表銘柄とする小玉醸造さんは「杜氏潤平」と「潤の醇」を持ち込まれていました。杜氏潤平の美味さを知る人が多くブースを訪問されており、蔵の皆様は大変に忙しそうに動いていらっしゃいました。


次回も宮崎で残りの3蔵をご紹介致します。

第6回本格焼酎・泡盛横浜大選集レポート4~鹿児島~

鹿児島からの参加は5蔵が参加されていました。なお、国分酒造さんもブースのお写真を撮らせて頂いたのですが、私の腕が良くなく、完全なピンぼけとなってしまいまして、お写真がありません。撮影にご協力頂いたのに本当に申し訳ありません……。

1.国分酒造
国分酒造さんは「いも麹芋」をメインに据えて参加されていました。いも麹芋は東京でもよく呑まれている焼酎なのでよくご存じの方が蔵の方と話をしたくて立ち寄られているようでした。皆さんが本当に嬉しそうに話をされていたのが印象的に残っています。

2.佐多宗二商店
佐多宗二商店
写真で蔵の方が手に持たれている「角玉」を初めとするラインナップを勢揃いさせていた佐多宗二商店さんもやはりいつも呑まれている方が多く訪れていたようです。美味しい焼酎を醸されているということはブースで話をしている皆さんの笑顔から良く判ります。

3.大海酒造
大海酒造
「海」や「くじらのボトル」で都会でも人気の高い大海酒造さんは今年も自慢の焼酎を数々揃えての参加です。初心者の方もブースへ来られていて、海のロックを大変美味しそうに飲まれていたのが印象的でした。

4.大石酒造
大石酒造
「鶴見」、「蔵純粋」、「莫祢氏」、「がんこ焼酎屋」と名だたるラインナップをひっさげて今年も社長自ら横浜へいらっしゃったのが大石酒造さんです。私ごときが説明せずとも焼酎ファンならば皆さんよくご存じの焼酎は今年も大変に美味しかったです。

5.八木酒造
八木酒造
2006年から参加の八木酒造さんはブースの飾り付けを大変熱心にされていました。場内では八木酒造さん提供の団扇を片手に焼酎を呑む様子も見られ、八木酒造さんがこのイベントを大変に大切に思われている様子が感じられました。


鹿児島から北上を続け、この後は宮崎の蔵を2回に分けてご紹介致します。

第6回本格焼酎・泡盛横浜大選集レポート3~沖縄泡盛・ラムその2~

沖縄の泡盛蔵とラム蔵をご紹介する後編です。

1.神村酒造
神村酒造
「守禮」で知られる神村酒造さんは度数や熟成年度の違う様々な泡盛を持ってこられていました。老麹(ひねこうじ)でつくられた泡盛はどっしりとした味わいです。奥行きがあるので私個人としてはお湯割りで飲みたい感じの泡盛だと感じました。

2.(資)比嘉酒造
(資)比嘉酒造
FOODEXでもお話をお伺いできた「まさひろ」「島唄」を醸している合資会社比嘉酒造さんは初参加となる横浜でもメイン商品である「島唄」を持ってこられていました。さらに我が家で大好評であったストレートタイプの「まさひろもろみ酢」も試飲できるという力の入れようです。やっぱりこのもろみ酢は美味しいですね。

3.(有)比嘉酒造
(有)比嘉酒造
こちらもFOODEXでお話をさせて頂いた、有限会社比嘉酒造さんです。「残波」はやっぱり安定して美味しいですね。横浜は初参加でしたが、よく見掛けることもあって飲みに来ている人も多いように見えました。

4.グレイスラム
グレイスラム
泡盛や本格焼酎と同じ国産蒸留酒ということで今年も参加されたグレイスラムさんは「COR COR」を携えての参加です。黒糖焼酎の作りから米麹を外すとラムが出来ます。実はラムと本格焼酎はそれくらい作りが似ています。そんなお話を今年もお伺いすることが出来ました。


さて、沖縄の7蔵はこれで全部ご紹介しました。次は九州へ上陸しまして、まずは鹿児島の5蔵を一気にご紹介致します。

第6回本格焼酎・泡盛横浜大選集レポート2~沖縄泡盛その1~

まずトップバッターは沖縄の泡盛蔵とラム蔵を2回に分けてご紹介します。

1.八重泉酒造
八重泉酒造
石垣島にある八重泉酒造さんは代表銘柄の「八重泉」をひっさげての参加でした。八重泉は豊かな香りが特徴で、さらに呑みやすく、泡盛初心者の方にもうってつけだと思います。私がまたこれほど本格焼酎にはまる前にサークル顧問をしていた教授の家で泡盛を呑ませてもらったのですが、そのうちの一本がこの八重泉でありました。つまり生まれて初めて飲んだ泡盛ということになります(笑)

2.久米仙酒造
久米仙酒造
foodexにも出展されていた「久米仙」を製造している久米仙酒造さんは当然「久米仙」を前面に出していました。久米仙さんは写真にもありますが、甕まで持参しての参加です。甕から注いでもらった泡盛は本当に美味しかったです。

3.忠孝酒造
忠孝酒造
「忠孝」「仁風」をひっさげての登場は2回目となる忠孝酒造さんです。私がブースへ寄らせて頂いた時間帯は人が多かったのでちょっと舐めさせて頂く程度でしたが、自家製の甕を使用して熟成したという泡盛は他社さんよりもまろやかで大変に美味しい泡盛でした。これで長期間熟成させたらと考えると……時が必要とはいえ早く飲みたいです(笑)


次回は泡盛蔵の残りとラム蔵をご紹介します。

第6回本格焼酎・泡盛横浜大選集レポート1~序章~

2007年6月23日に横浜焼酎委員会が主催した日本最大の本格焼酎・泡盛イベント、「第6回本格焼酎・泡盛横浜大選集 ~ じっくり、のんびり焼酎散歩 ~」が開催され、1000人を超える呑兵衛が横浜・大さん橋ホールへ大集結しました。他のイベントは料飲店や酒販店さんが主催していることがおおく、また他の酒類では業界団体主催などというものもあります。しかし、このイベントは一介の飲兵衛が集まって開催しているもので、本格焼酎・泡盛業界最大のイベントはそのまま飲兵衛が主催するイベントとしても日本最大のイベントなのです。このイベントは楽しくお酒を飲もうという趣旨なので、料飲店や酒販店と蔵の商談は一切禁止です。直接商売に結びつくことがないイベントにもかかわらず、日本各地から40もの蔵がやってきたのです。

このBLOGでは、商売抜きで本格焼酎・泡盛ファンとの交流を楽しみに来て下さった40蔵全てを何回かに分けてご紹介しようと考えております。素人の撮影した写真なのでピンぼけや撮り漏らしもあって完全な姿ではありませんが、なるべく会場の臨場感をお伝えすべく、写真付きでご紹介させて頂きます。

本格焼酎の値上げ

リンク: 芋焼酎 1.8リットル100円上げ 来月以降 かす廃棄費上昇.

このBLOGを以前からこのBLOGをご覧頂いている皆様にとってはまたかと思われるかもしれませんが、何度も取り上げているかす処理に関する話題です。この記事では大手がメインですが、中小の蔵でも価格を上げるケースが増えています。非常に誤解が多いのですが、全部のかすが海洋に投棄されていたわけではありません。近隣の農家にかすを無償で譲渡して喜ばれていたケースもあります。むしろ中小蔵ではそちらの方がメインでした。しかし、海洋投棄が禁止されるとともに畑に撒くのもそのままではだめ(土壌への投棄という扱いになってしまう)となってしまったのが大きな原因なのです。この辺の事情に関しては以前の記事、「焼酎かす処理のあれこれ」(2005年1月19日)と「小規模蔵の焼酎かす処理に特例を」(2006年8月24日)をご覧頂ければ幸いです。

ただ、今回、多くの蔵が値上げしているのは必ずしもかす処理だけではありません。本格焼酎や泡盛は蒸留という工程が必要になりますが、蒸留はボイラーを用いて行うことが多く、燃料代はかなりの金額となります。原油価格は、一時期に比べて下がったとはいえ、引き続き高水準で推移しています。当然燃料価格も上がっており、今までは企業努力で何とか吸収してきたものもこの水準が長く続いていることで値上げも考えなければならないという状況になっているのも事実です。

呑兵衛として値上げは反対したいところではあるのですが、このような事情を見ていくとしかたないのかもしれないと思っていたりもします。皆様も是非ご理解頂ければ嬉しく思います。

鹿児島県の酒造組合が統合へ

リンク: 鹿県内の酒造組合が10月一本化

鹿児島県内の酒造組合は各地域毎に分割されています。そのため、鹿児島県全体の酒造組合はなく、鹿児島県酒造組合連合会という酒造組合の連合体が存在しています。それらの個別酒造組合を統合して連合会を解体した上で、改めて「鹿児島県酒造組合」とするというニュースです。「薩摩」がTRIPS協定の産地保護対象となったことが今回の統合につながったのでしょう。いままでも連合会としてのイベントをすることが多かったのですが、これからは、より細やかな対応が鹿児島県全体で取れるようになると期待しています。

台湾で無断登録された「泡盛」が取り消し裁定

リンク: 「泡盛」商標取り消し 台湾政府が裁決 琉球新報.

少し前の話題ですが、情報を入手しましたので記事にします。

琉球泡盛はTRIPS協定第23条(知的所有権の貿易関連の側面に関する協定)に基づいて、地理的表示の保護がなされています。ただし、これは「琉球」という地名に対してのみで「泡盛」という単独用語に関しては保護の対象ではありません。また、泡盛と同じ製法のアルコール飲料は台湾などでも生産されています。しかし、これから世界市場で日本発のスピリッツを広めていこうという矢先に「泡盛」が全く関係のない会社によって商標登録されてしまうのはやはり問題が多いと思います。今回の裁決はラッキーだったといえるでしょう。

焼酎でも事情は同じです。確かに「球磨」「壱岐」「薩摩」は地名自体は保護されていますが、焼酎という名称は世界的にも保護の対象ではなく、誰でも商標登録することが可能です。また、TRIPS協定非締結国にはこの保護義務は適用されないという側面もあります。是非とも日本酒造組合中央会にはいち早く動いて頂いて、商標保護制度が発効している国では「本格焼酎」や「本場泡盛」「球磨焼酎」「壱岐焼酎」「薩摩焼酎」などを商標登録してほしいところです。これは日本の国酒である本格焼酎が世界中で親しまれるようにするための大事な一歩だと思います。

鹿児島県酒造組合連合会が薩摩焼酎の認証マークを公募

リンク: 鹿児島県酒造組合連合会「薩摩焼酎」認証マーク募集.

以前、「薩摩」が国際的な地理的表示として認められたことをこのBLOGでもお伝えしましたが、「薩摩焼酎」を名乗るための条件を満たした本格焼酎に付けるための認証マークをこの度公募することになったそうです。募集期間は2007年6月30日までとなっています。もし選ばれると今後出荷される「薩摩焼酎」に自分の書いたマークが付けられるわけですからすごいことですよね。絵に憶えのある方は挑戦してみてはいかがでしょうか。

SUNTORY PRESENTS シングルモルト&ミステリー10周年×日本推理小説作家協会60周年 特別企画 シングルモルト歴代チャンピオン大会

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既に5日も前のことになってしまうのですが、5月29日にModern Syntaxの筆者であるモダシンさん経由でサントリーからご招待頂いた「SUNTORY PRESENTS シングルモルト&ミステリー10周年×日本推理小説作家協会60周年 特別企画 シングルモルト歴代チャンピオン大会」へお邪魔して参りました。

1998年から推理作家がサントリー山崎蒸留所で毎年開かれているイベントで今年は10周年ということもあり、東京・品川インターシティホールで開催されました。

まず前半はトークショーで、ウイスキーに関するこだわりや最近書いている小説、近況などをざっくばらんに話してくれました。推理小説作家というと人嫌いで無愛想なんていうイメージもありましたが、皆さん大変にトークが面白く、そしてこだわりがあることが判ります。実際に当日審査をするということでその準備をしている間は休憩時間が設定され、後半に公開審査、そしてサントリーのチーフブレンダーによる総評を交えながらのトークショーと相成りました。イベント自体は報道にもあったように新宿鮫シリーズで知られる大沢在昌氏が優勝しました。インタビューの様子を後から拝見していたのですが、大変な喜びようでした。以下大沢氏の談話です。

「今までは使用したことのないスモーキーフレーバーを持った原酒が今年は大変に美味しかったのでこれを25%使用してみた。この原酒に胸を借り全てをゆだねる気持ちだったのだが、原酒のいいところを残しつつ、スモーキーさを殺すために甘めの原酒で全体的に調和を取るようにしてみた。8年やっているが大変に奥が深く、今回選ばれたのは大変に嬉しい。」

既に
サントリー山崎蒸留所blog 2007年「シングルモルト&ミステリー」チャンピオン決定!
dh's memoranda ウイスキーの「謎」
Modern Syntax 「シングルモルト&ミステリー10周年 シングルモルト歴代チャンピオン大会」に行ってきました。
ミズタマのチチ: ピヨピヨ 人気推理作家の作る謎の味わいは? サントリー、シングルモルト&ミステリーチャンピオン大会。
WADA-blog サントリー シングルモルト&ミステリー「謎2007」
などにトークショーの中身に関して詳細が出ているので、そちらに譲るとして、このBLOGは酒つながりということで、休憩時間に「試飲」として提供された4種類のシングルモルトについて詳細を上げます。

休憩時間に提供されたシングルモルトは以下になります。
サントリー山崎12年
サントリー白州12年
スコッチ ザ・マッカラン12年
スコッチ ボウモア12年

試飲はロックで提供されたので全てロックで呑みました。

初めて呑んだスコッチ2種ですが、まずボウモア12年を頂きました。大変にスモーキーで口の中が燻されているような感じさえ受けましたが、それでいて後味がすっきりと抜けていくので呑みやすいウイスキーであると感じます。マッカラン12年のほうは口当たりは柔らかく甘い感じがいますが、のどへ通すとすっきりと切れていっていつまでも甘い感じが残らないウイスキーで、これはこれでおいしいと思います。

日本を代表するウイスキーである山崎12年は昔から結構好きで呑んでいるウイスキーなのですが、柔らかい香りとともに甘い味わいが口の中に広がる美味しいウイスキーのままでした。一方、白州12年はスモークチーズのようなスモーキーな香りがするとともにパンチの効いた味わいのするウイスキーです。個人的にはべたではありますが、やっぱり山崎12年が一番好みに合いました。

同じ会社のモルトウイスキーが蒸留所を変えるだけでここまで大きく味わいを変えるというのはウイスキーの醍醐味といえるでしょう。個人的には本格焼酎でもこうした違いをもっと引き出せるように樽熟成に関する国税庁指導を一日も早く撤廃して欲しいと強く願います。

おみやげとして「山崎蒸留所」という頂きましたが、山崎蒸留所限定販売品のようです。また、今回、大沢氏が調合したウイスキーは「謎 2007」として4ヶ月の後熟期間を経てサントリーの通信販売サイトで販売されます。現在、こちらで予約受付中のようです。名だたる強豪を倒して2度目の栄冠に輝いたウイスキーがどんなものか、呑むのが大変に楽しみですね。

現実の焼酎バーでは甲類焼酎は出ません(The Shochu Barについて)

リンク: 脱出ゲーム Gotmail.jp [ The Shochu Bar ] 焼酎カクテル、甲類焼酎の魅力.

甲類焼酎の業界団体である日本蒸留酒酒造組合が上記リンクのサイトをオープンしました。焼酎バーを舞台にしたゲームですが、基本的に焼酎バーは本格焼酎を専門に提供しているバーを総称する名称で、甲類焼酎を使ってカクテルを作ればそれは普通のバーです。私の知る限り、焼酎バーで甲類焼酎を出しているところはありません。非常に誤解を招きやすいこういう宣伝広告は甲類焼酎にとっても本格焼酎にとっても有害ではないかと考えます。甲類焼酎にも一定の理解を持っている私ですら懸念を憶えるのですから、実際に焼酎バーを開店されている皆様は戸惑っている方も多いのではないでしょうか。開設したサイトをすぐに閉じるわけにもいかないとは思いますが、今後、名称を使う際にはもっと慎重になって頂きたいと願わざるを得ません。